2009年、生まれて初めてヨーロッパへ行きました。
普通の旅行で、フランスへ。
そのたびでフランスが好きになって、いつかこの国でライブが出来たらなあ、なんて事を夢見るようになりました。
その2年後、人生最大(当時)のチャンスに恵まれます。
ヨーロッパ最大のイベント、JAPAN EXPOへの出演。
過去に、日本人バンドとしては、X JAPANと聖飢魔Ⅱしか出演を果たしていない、という超大抜擢。しかも土日での2DAYSというのは本当に異例で、これは前人未到の快挙でした。
今ににして思えば、この2011年JAPAN EXPO出演こそが、その後に自分がパイオニアとなる、世界戦略の第一歩だったと思います。
あれから8年…
人生初のヨーロッパから、ちょうど10年。
再びこのような機運が巡ってこようとは。それも今度は、IRON ATTACK!として。
またYoshikiと一緒か…今度は、私が人生で最も影響を受けたアーティスト、永井 豪先生も一緒!松本零士先生も一緒!
これ以上のパーティーは無い、まさしく無敵チーム!
今回の編成は、
IRON-CHINO (Gt)
YAMA-B (Vo)
まいなすいょん (Vo)
龍5150 (Gt)
Mikawa (Dr)
平井 (スタッフ)
という6人です。
功夫Tシャツで、日本人アピールの私。
パリ到着。ていうか、会場。
デカイでしょ。都内のライブフスが、70個ぐらい入る大きさだよ。
食事も宿泊も、イベント側が用意してくれたものは最高!
ちなみにこの隣の席に、永井豪先生がいらっしゃいました。畏れ多過ぎて、この時は話しかけれず…
1日目終了語のパーティー。
ここで、バイオマンの方々や、松本零士先生にご挨拶させて頂く。
こんな日が来るなんて、昔の自分に伝えたら・・・きっと信じないだろうね。
さて、まずはミニステージでのライブの日。
ミニといっても、普通のライブハウスの5倍ぐらい広いんだけどね。
1人リハーサルに勤しむ、私!
さあライブだよ!!
見さらせ!このオーディエンス!!
皆、待ってたんだよ!!
LIGHTNINGのファンも多数!!それは嬉しいよ、ほんとにもう...
続いて、サイン会!
長蛇の列が並びましてね…フランス最高!!
いやまあ、どの国でもこうなるんですがね。なにげに日本が一番少ない気がする。
そしてTV局、雑誌、WEBメディアなどからの取材。
8年前のLIGHTNINGの時は、1社15分までとして、バンバン受けてたんだけど、今回は厳選して、1社30分。
喋ったよ、色んな哲学を。
ナポレオン3世の頃の、1855年パリ万博に於けるジャポニズムから、近年のクールジャパンについてまでね。
こんな手作りのプレートも貰いましたよ!
この日は、滞在しているロワシー村のピッツェリアで。
平和でなかなか良い村でしたよ、ロワシー。
翌日。
この日は、取材とサイン会のみで、半分オフみたいな日。
なので、”パリ初めて”のメンバーもいたので出掛けてきましたよ。
いかにもパリな所でパチリ。
その後、色々歴史的な所を周ったんだけど、皆あまり興味無さそうだったので、特に説明もせず。
普通に変な写真とか撮ったりしてふざけてました(笑)
マリー・アントワネットが斬首刑に処された所で。
夕食は、パリのビストロで。
状態良かったなあ、ボルドー。
正直、フランス人にワインの扱いなんて出来るのかと心配していたんだけど、それは無用でした。
彼らは至極適当な性格ではあるけれど、食に関しては真摯であると知りました。
翌日!
遂にメインステージへ!!
7,000人収容のホール、埋まるの⁉ まあ一昨日までの感じからして、大丈夫でしょう。
これがメインステージ。
撮影は、龍5150。
本番前のバックステージ。
8年前より進化してるな~
いよいよ本番!
見よフランス、IRON ATTACK!!!
心配する必要はなかった。
7,000人、超満員。ありがたい…老後はフランスに住んだ方がいいんじゃないか?
私の写真が無いけどね、動画ではたくさん映ってるから。
全てを終え、何も後悔は無い刹那。
私の人生に最も影響を与えたアーティスト、永井豪先生が現る!!
見てよ、もう。
最後の最後に、最高の思い出。
私が、骨法の話や、新デビルマンの話をしたら、先生サイドの人たちにも、ひと笑い起きてました。
原作者から見てもマニアック!マニアにとってこんなに嬉しい事はないですね。
最後に、JAPAN EXPOからバンド撮影を依頼されて、今回は終了。
2011年の時と同じく、何度も反芻するのだろうね。
人生の豊かさというのは、そういう思い出(絶対的キャリアと呼びたい)がいくつあるか、ではないだろうか。
日々、悲しい事も辛い事もたくさんあるけれど、このような幸せが心のバランスを立身中世に保ってくれる。
必ず、帰ってくるだろう。
君たちのIRON-CHINOは、華の都へ。
まとめ動画!!
昨今、私がヨーロッパ戦線を拓いて以降、雨後のタケノコの如くヨーロッパへ(自費、あるいは乞食金で)行く日本人ミュージシャンが増えました。
しかし、やはり彼らがやるような、1日おきの連戦で各地を巡るようなツアーは私には向かないと、今回はっきりとわかりました。それは国内でも同じ。
数日滞在し、その地のワインや美食に興じ、歴史や文化を自分の血肉としてこそ、その地を訪れた意味があるのではないでしょうか。
もっとも私の場合、現地の在外国大使館などがスポンサーになっているから、という理由もありますが。
その地と人に敬意を表さずしては、ツアーとも遠征とも呼べないという思いが、より確信となった10年目のパリでした。
また来ます。
a bientot!