和風メロスピ。
全曲疾走。
なんとも頭の悪そうなアルバムですね。中学生向け。
しかし!齢42を重ねた時、中学生の気持ちを持ち続け、中学生が夢中になるアルバムを作れるか!?
70億人中69億以上は、否だろう。
さあ、始まるぜサタデナイ!!
1、Sturm und Drang
私の理想のシンガーの1人、Yu-ta。
正義の力が宿る歌声。その高尚なる音楽性については、今更解説の必要は皆無。
加えるに彼は、頭も良いんだぞ。一流大学→一流大学院→学者さんだぞ。
しかし、漢字はあまり読めない。
あと英語の発音はそこそこだが、ドイツ語は「優良可」で「可」ぐらい。
っていう。
曲は、東方で艦これしちゃった感じ。
2、昏天の灯火
和風といえば、まいなすいょん。水を得た魚の如く生き々していますね。素晴らしい。
サビ前の「またね」から、怒涛のエモーション。名曲を生むのは、理論ではないというのを実感します。
ギターソロは、”屍忌蛇師匠+’00年代アニソン”な感じ、つまり私にしか弾けないギターだと思います。
3、Throne of twilight
作曲段階で、まいなすいょんに「なんで拳さんの曲って良い曲になるの?」とか言われた曲。
それは、長い年月で適切な距離感が出来上がったからだと思うんだよね。”刹那の切なさ”を共有できる関係をね。
4、Japonism
このアルバムを制作するにあたって、数曲をボツにした。
理由は、私が今、心から心酔するScorpionsやBlack sabbathからの影響が大きく出てしまった曲だったから。それらは残念ながら、”リスナーを無視した独りよがりの作品”として闇に葬られてしまったが、この曲だけはかろうじて生き残った。Scorpions影響下の、感情が爆発した曲だ。
個人的には、こればかり何度も聴き返してしまう。
5、Beyond the time
コアなファンにはご理解頂けるだろう。私、勇舞ともに自覚。
「Sparking」、「Star Dust」、「Dim.STARLIGHT」の系譜。いよいよ4年の月日を経て、勇舞の人生に於ける代表曲が、また新たに誕生したのだ。
めでたいぜ!焼肉でも行くか!
ぜってえライブでも演る。みたいな。
演奏も歌も、再現不可能かと思えるほど凄まじく大変だけど。
ギターソロは、野田順子さんの「勇気の神様」を想起させる、極めて感情的かつテクニカルなものに仕上がったと思う。感覚的には、「無我夢中で弾いた」という記憶しかないので、再現できるという確証はない。
6、妖式美Perfect 5th below
「東方妖々夢」とは、本来こう演奏されるべきだったのではないか?という思いすら湧いてくる。
20年前、必死にコピーしたケリー・サイモンさんを意識して弾きました。こういうのを憑依芸と呼んでます(笑)
若干だけワウの半止めなども使っています。
7、秋愁い秋想ふ
泣けりゅ。
まいなすいょんの情熱を感じて欲しいです。
ちなみに文章が常体と敬体を交錯しているのは、感情の起伏が激しい私ならではの表現形態だと思って諦めて下さいこの野郎。
まいなすいょん作曲なだけあって、Sister's spread-i(しすぷれ)っぽい曲ですね。
ポイントは、メジャーコードの使い方だと思います。
昔、ANTHEMの柴田さんが、「悲しい曲だからマイナーコードを使うという馬鹿さ加減。マイナーコードというのは、メジャーに移る瞬間が一番悲しいんだよ」と言っていたのを思い出しますね。
その意味を知りたければ、この曲を聴けば答えがある。奇怪な日本語を詫びよう。
これが哀愁の秋だよ。君。
さあ、買うのだ!!
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