遅れましたが、ご報告。
「Rusty Nail」 (X JAPAN) をカバーしました。
海外メディアの目にも止まったようで、私が取材を受けた際、Jinnさんの事なども聞かれました。
皆にとってもプラスになったのならば良いと思います。
配信ライブを画策しています。
配信という特性上、土日である必要は無いため、平日で企画しているのですが、なかなか他のバンドが集まりません。
というのも、実は日本には、音楽だけで、特にアーティストとして生活できている者は、ほとんどいません。その為、普通のバンドは、ステージ以外の日常は、会社員として働いており、平日にライブをする事は難しい状況なのです。
そんな事にも気付かなかった私のミスですね。
それで思い出したのが、10年ぐらい音楽のみで生活してきた友人が、就職した時の事です。
彼は、専門学校卒業後、作品の制作に従事し、その印税のみで暮らしていたのですが、30歳になる時、何かを思い立ち就職を決意しました。そして、色々な企業に履歴書を送るのですが、ことごとく落とされます。
書き方にもよるのでしょうが、やはり卒業から30歳まで空白の10年間があるというのは、一般社会では問題視されてしまうのです。面接で、その間の生活を説明をしても、通常は理解されません。この場合の"理解されない"、というのは、寛大に受け止めてくれる、という意味ではなく、額面通りの"can not understand"です。
「ギターを弾いて、なんでお金が入ってくるの?」 「親に仕送りしてもらってたの?」 「ヒモなの?」 ぐらいの感覚です。
人間、自分の知識の中にある前例でしか、物事を理解する事は出来ないのです。例外を初見で認識する事は、不可能です。特に日本人はこの傾向が強く、私のギターの師匠であるアメリカ人の先生も、日本でアカデミーを開業するのにとても苦労したそうです。
そこで、およそで考えてみたのですが、音楽関係の仕事のみで暮らしている人口というのは、芸術後進国たる我が国の全人口から見てどの程度なのか?
アーティストにはステージ上でのイメージがある為、普段、背広を着て出社している姿は見せたくないものです。その為、あくまで私の体感で書く事になりますが、全国に20万人程度、ぐらいの私感です。
その中で、エンジニアや照明スタッフ、ライブハウス経営などではなく、アーティストとして曲を書き、印税などで生きている人口は、一握りです。かなり有名なメジャーバンドでも、テレビタレントとして活動していたり、アイドル商法で身売りしている茶屋娘を除けば、ほとんどの人が別の収入減を持ち、昼間は労働に従事しています。
これも私感ですが、1万人程度、という感覚です。だとすると、人口の1万2,000分の1、つまり0.008%です。
年間10人採用する企業(そこそこ大きいですね)だったとして、1,200年に1人のケースという計算になります。今から1,200年前というと、空海が高野山を開き、フランク王国が東西に分かれた頃です。
つまり、職業アーティストとは、例外中の例外なのです。如何なる面接官も、瞬時に理解する事はできません。
閑話休題。
例大祭の新作で、マイケル・シェンカー・サウンドに挑戦しました。
個人的に、マイケルの音は全然好きじゃないんですが、あの名リフ名演に乗ると、もうこの音しかない、って感じになるから不思議ですね。
イングヴェイも使っているMarshall 50Wの音、私はあまり好きではないのです。よりクリアーなサウンドの100W派です。
加えて、マーシャルユーザーでありながらチューブ・スクリーマーは使わない派でもあります。あ、シェンカーはBOSS DS-1か。しかしそれは、もっと使わない。
このへんの機材は、実機を揃えるとなると100万円ぐらいかかるので、シミュレーターで代用して自分の方向性を見極めるのが良いでしょう。
サウンドハウスで、6,800円で買える、ZOOM MSという最強エフェクターがあるのですから。
そんなわけで、ZOOM MSでの音作りというのも公開しました。
こちらは無料公開の前編。
主にMarshallでのサウンドメイクを解説しています。
後編は、FANBOXで公開中。
↓↓
https://ironattack.fanbox.cc/posts/1874037?utm_campaign=manage_post_page&utm_medium=share&utm_source=twitter
そちらでは、
・ソロ用の音作り(空間系)
・他の有名ハイゲインアンプで音作り
・その音を使って実際に演奏をしてみます!
を公開しています。
応援よろしくお願い致します。