こんにちは。
生きてます。
こうして生き残っている近況とその理由を、ここ1年ぐらいを振り返りながらご報告したいと思います。
去年前半、2週間に1回ぐらいのペースで中国へ行っていた時期がありました。
主に、1人で。
ワンオペ・アタックとして、スーツケースに大量の物販を詰めて、旅の吟遊詩人になってました。
大連とか
広州とか
これはマレーシアのチームと。
実は、マレーシアのイベントからも呼ばれていたんですよ。軽く数曲ギターでも弾いてこようかな、と思ってたんだけど…
この後、色々と思うところあって、マレーシアも中国も、渡航を断念しました。理由はそのうち。
そしたらね、あの時マレーシア行ってたらやばかったとね、後日知りまして…
で、これが今のところ、人生最後の中国渡航となった、西安。
昔の名前は、「長安」。
今でも大好きな街です。
私が人生で初めて踏んだ大陸の地は、西安でした。
この後、中国全土でCOVID19が猛威を振るうのです。
ここで縁が切れていなければ、私はその後も中国へ行き続け、衛生観念の低い私は、十中八九死んでいたでしょう。
本当に寸前のところでした。
そのまま、5月、8月、12月、今年の1月と、行く予定でしたからね。
これが、私の(極限まで高まった)危機回避能力の目覚めです。
2019年は、ヨーロッパへもたくさん行きました。
今、どうでしょうか。もう、入国も帰国も出来ませんね。
本当にヨーロッパは大変です。
そして収束後も、すぐにまた2019年以前のような状態に戻れるわけではありません。
サラゴサ~マドリッド
パリ~ルーアン
香港も同様です。
ちょうど私が帰国した後、デモが激化して、街は戦時の如き状態になってしまいます。
もちろん、ヨーロッパも香港も、必ず平和な日が来る事は確信していますが、2019年に関していえば、これが最後の平和な日々でした。
ここでも危機回避により、香港、マカオから帰還。
ウィーン
イスタンブール
リヨン
クロワ・ルース
全て、今は行けません。
しかし極め付けは、今年です!
2月14日のスイス/ローザンヌ。
実は、最近の調査でわかったそうですが、2月中旬、既にCOID19はヨーロッパに蔓延していたそうです。
その頃、我々が招かれたスイスはというと…
感染者ゼロ。
ヨーロッパで唯一、ウィルスの及んでいない安全な地でした。
なんという回避。
さらにこの時、スイスでのライブを終えた後、私は個人的にイタリアへ行く計画を立てていました。
これはライブなど全く関係なく、1週間ぐらいの気ままな旅として。
今にして思えば、危険極まりない計画だったと思います…
しかし思うところあり、中止にして即帰国という流れに変更ました。もちろん、COVID19など誰も知らなかった時です。
当初、目の前のイタリアを素通りして帰国するというのが、非常に無念で、悲しい気持ちでいっぱいだったのですが、今にして思えばこれも危機回避能力の発動だったのですね。
現在、平和な家の中で、生きている事の喜びを噛み締めながら思うのは、
「もしかしたらミューテーションが起こったかも知れない」
という事。
意思と無関係に、危険を回避するミュータント能力が生まれた…いや、もともと持っていたその能力が、極限まで高まったのだと思っています。
神は私に生きろといっているのですね。