みなさん、あけましておめでとうございます。

まだ2014年の出来事を全て書いてないんですよ…
なので、若干暇になるこの時期に、一気に書こうと思います。


IRON ATTACK!西日本ツアー、広島へやってきました！
まいなすいょんの故郷ですね。
2日間滞在して、計5食、お好み焼きを食べました。


広島バッドランズ!!

まいなすいょんの地元の友達から、花束などが届く。
完全に、ピアノの発表会か何かだと思われていたようです。ファンタスティック。






















この日は、「GUNBRIDGE vs IRON ATTACK」という事で、最後は「大ポルターガイスト」でアンコールを〆ました。


2014年9月27日　広島バッドランズ
　
1、TRUE EVER ROSE
2、Le ''DEVIL'' rouge de Ville
3、Fairy Tale
4、PAPER MOON
5、Icicle Fall
6、Star Dust
7、Ghost Entity
　山の魔王の宮殿にて～
8、BURN IN HELL

--アンコール--
大ポルターガイスト




ライブハウス近くにあるお好み焼きやさんで、皆、食事。
オードリー・ヘップバーン似の女将さんが、とても気立てが良くて素晴らしい。






広島で、俺が最強と信じる「電光石火」。
駅前ひろばにもあるので、お立ち寄りの際は、是非。




この翌日は、大阪です!
すぐに書きます。


そんなわけで、IRON ATTACK!の全てをぶつける、初ワンマンライブは、1月9日!!
よろしく！


【集え!アイアニスト】
IRON ATTACK!ワンマンライブ 　
　『一撃』
2015年1月9日(金)
秋葉原GOODMAN
http://sound.jp/ironchino/attack-ichigeki.htm

★チケットは、全国のローソン(Lコード:74058)、同人ショップでも取扱中。
　当日、直接来られる方は、ライブハウス受付にて当日券をお買い求めください。

熱いうちに書こう。
IRON ATTACK!、国内初のワンマンライブ「一撃」について。

実は、決まったのは1ヶ月前だったんだよ。色々な事情の中。
ワンマン自体は、前々からやりたいと思っていて、去年、「Icicle Fallツアー」の際に一度、稟議は挙がったものの、重なりまくる海外公演(結局、'13年のワールドツアーと同じ航路になった)に揺られ、立ち消えになった。

もうね、このタイミングしか残されてなくてですね。
平日の開催…冬コミ直前の年末に、準備期間1ヶ月…
それでも、このタインミングしか無かったというのは、開催地を秋葉原に限定したからだ。

俺のホーム。

聖地とかじゃなくて、マジホーム。小学生の頃から通った、秋葉原。
HMKやBFS、LIGHTNINGで幾度と無く出演し、アブエリがデビューして、EIZO Japanでも毎回シリーズ興行を打っていた、この地。
帰ってこれて嬉しい。


まず、この話が決まった瞬間に居合わせたのは、YAMA-Bさんだった。たまたま一緒にコメダ珈琲に居て。
「(担当者からの電話を切り)…1月9日、IRON ATTACK!ワンマン決まりました」
という俺の言葉を受け、すぐに
「それは！お手伝いしなければなりません！」(いい声)

この時の俺の心境たるや、"選ばれし者の恍惚と不安、二つ我にあり"だったからね。
そんな中で、開催決定後3秒で協力を申し出てくれたYAMA-Bさんは、とても心強かった。

そして打ち合わせ。
何故か、たまたま一緒に居合わせた、5150の龍君も一緒に。
「ゲストを呼ぼう。どうせなら、歴代メンバー的な」と。
ここで龍君、即決。

で、残り数人の枠を、意外な人選で埋めるか、関係の深い人間で埋めるか迷うも、やはり初のワンマン。縁の深い人物で固めようと決意した。
例えばここで、これまで俺やいょんちゃんが楽曲を提供した声優の方々を呼んだとしてもね、それはIRON ATTACK!や、アイアニストの結束には結びつかなかったと思うんだよ。


そうして選ばれた、5人の精鋭が…


１、Wooming
２、YAMA-B
３、ロバート･ウォーターマン
４、龍5150
５、The Stahl


…だったのだが、ライブも差し迫った'15年新年会の席で、いい気分になったギガスラッシャー(Dr.)が出場を直訴した事により、急遽ゲスト枠は6人になる。
実は、ギガさんもIRON ATTACK!は、'13年夏の横浜公演でサポート出演しているからね。
ちなみにギガさんが叩いた「Poltergeist」は、LIGHTNINGのフランス公演でも演奏してて、人前で叩くのは、これで3回目になる。



さー写真を貼っていくぞー！！





スクリーンに映し出される、歴代アルバムと、流れる代表曲！




そして2015年…




開幕ーー!!
あの伝説のワールドツアーと同じく、「SPARKING」で幕開けだー！！





一層のキレを見せるツインリード。
より逞しく鍛え抜かれた勇舞の肉体。




そして、その場にいる全員が味方という、この状況！！
オールIRON ATTACK!
歓声も拳も途絶えない！





弾く！揺らす！

















そして、"いょにすと"の教祖、まいなすいょん登場！！





最新作「信天翁が舞う島で」含む、歴代ヒットナンバーを惜しげもなく披露。








ここでゲスト、ロバート登場！
その圧倒的な巨躯に、観客がどよめく。
更にドラムは、ギガさんに交代！





ここだけ、"LIGHTNING 2010"ですよ。
ここだけ、'10年のサイクロン…いや、'11年の巴里ですよ！！







更に、まっつんの"イラっとくるドラムソロ"へ突入し…




Sakathanの超絶ベースソロを迎え…





IRON&KIRA☆のツインリードソロも終えて…
まいなすいょんソロ！
なんと、ピアノの弾き語りを披露します。人生初です。後々、「こんなに難しいと思わなかった…」と語る弾き語りで奏でるのは、Sister's Spread-i（しすぷれ）のヒット作、2ndアルバム「PINK RHAPSODY」収録の小品、「flower passage」。

このパートを、アコギとコーラスで手助けするため、しれっとYAMA-Bさん登場。
何の紹介もなく、バックミュージシャンのように…
「なんでやねん」(外国語)と言わざるを得ない。










これがまた、うっとりするぐらい美しくてねえ…
リハで聴いた時から、皆で聞き惚れてしまったんだよ。
というわけで、このユニットを、「まいなす姉さん＆ぷらす兄さん」と命名。


そんなギタリストYAMA-Bさん、ここでアコースティックGt.をエレクトリックGt.に持ち替えて…

弾くぜ！！
「Stay Insider」!!










IRON & YAMA-Bのツインリード！
これはレアですよ！
去年のドイツ公演でも、ギターは別々に弾いたからね。一緒に弾く事なんて、まずないよね！





そしてライブは、出オチを狙う時間へ…
そう、The Stahlの出番。
前回、彼を招聘したのは、'10年の「死闘!五稜郭!!」だったんだけど、その時はエコポイントがどうとかで来日できず、俺が「Rain in Vain」を歌ったのだ。
今回は…ユーロ危機で来日不可！
そんなわけで、歌ったぜー！！超大変！！







ゲストに、IRON ATTACK!では長らくベースを担当していた、龍5150を召還！
「Rain in vain」に続き、「Star Dust」も演奏。



コール＆レスポンスを経て、第1幕終了。

そしてアンコールでは、再び幕が下がり、SEが流れる。
このために作った、「その純舶に赤き血を捧げ」のピアノVer.だ！！

歌うのは…


YAMA-B－－－！！！


さん！！







3曲を披露し、アンコールに終演。

夢のような時間の後に、この特別な日を締め括る、ダブルアンコール！


出てきたぞー、IRON ATTACK!
演るのは、長らく1曲目として君臨していた代表曲、"大"「TRUE EVER ROSE」！！










「一撃」Tシャツのデザインも素晴らしい。


まさしく大団円。
不安もたくさんあった興行だったけれど、終わってみれば、本当にやってよかったと思える日になった。
皆の心にも、同じ思いが残ってくれていれば幸いだよ。






1月9日 「一撃」
１、SPARKING
２、THUNDERCRACK
３、Shadow and the Sun
４、信天翁が舞う島で
５、Poltergeist
　Vo.ロバート・ウォーターマン
　　Dr.ギガスラッシャー
６、誰が為に
７、RAINBOW SPREAD!
８、センチメンタル・シンフォニア
９、PAPER MOON
10、SPEED MASTER DRIVE!
　Key．Wooming
ドラムソロ
～ベースソロ
～ツインGt.ソロ（FUTUREAL）
まいなすいょんソロ（flower passage）
　Piano, Vo. ：まいなすいょん
　　Acoustic Gt., Chorus：YAMA-B
11、Stay Insider
　Vo.勇舞
　Gt. IRON&YAMA-B
12、Rain in vain
　Vo.IRON
　Ba.龍
13、Star Dust
　Ba.龍
14、Dim.STARLIGHT
　山の魔王の宮殿にて～
15、BURN IN HELL

■Encore1
14、その純舶に赤き血を捧げ
15、HEAVEN'S SWORD
16、燃ゆる海原
　※全てVo.YAMA-B

■Encore2
19、大TRUE EVER ROSE
　Vo.勇舞、いょん
　Gt.IRON、KIRA☆
　Ba.Sakathan
　Dr.まっつん





ありがとう！
アイアニストこそ、真実の光に照らされた、選ばれし民だ！！

はい、まだ去年のツアーの日記かいてます。
全然進んでないんで～。

じゃ続きいきます。


広島の翌日。
いつもの難波ロケッツへ移動します。
西日本移動中な為、僅かな時間しか滞在できませんが、楽しみ尽くすのです。


まずは！

よく行く心斎橋のバー、ドブ六九(どぶろっく)のマスター、ポポさんがやっているカレー屋さん。
「ガン八」！





様々なスパイスに、スプーンの形まで研究し尽くしたという、至高のカレー。
大阪にカレー在りと、この俺を唸らせた逸品です。
メニューは、「カレー」のみ！



そしてライブ！
初の試みとして、地元付近のノーマルなバンドと共演しました。
今回、ツアー名に「東方」と付けなかったのでね！
まあ、「同人」って入ってますが。




















ロザリオアークも、パーペチュアルドリーマーも、盛り上げてくれました。
5150も出たしね。


そんな感じで、セトリ！


9月28日　大阪・難波Rockets
1、Icicle Fall
2、Ghost Entity
3、～AETERNITAS LUDOLOGY～
4、Fairy Tale
5、PAPER MOON
6、TRUE EVER ROSE
7、Stay Insider
8、GOD OF WAR
9、BURN IN HELL

Encore
10、大SPARKING



打ち上げの後、必ずドブ六九へ行く。



俺、いょんちゃん、YAMA-Bさん、まっつん、KIRA☆君、坂さん、勇舞君と、全員いたよ。
ていうか、IRON ATTACK!しかいなかったよ。


じゃ、次は最終戦だね！
5150ATTACK!も出るぜ！

やっと最終戦ですよ。
長かった…
西日本を周り、最後はやはりホームである東京で。

でまあ、5150ATTACK!という、この日限定のユニットもライブをやったんですけど、それは写真が無いので、また今度…

とりあえず広告だけでも。





とらのあな秋葉原B店の前。
特大広告で、大変有難い。



IRON ATTACK!が、西日本を横断！
はい。左が私で、右が龍です。




ライブ～
写真どうぞ































ホストクラブの真下にして、スナック「カンちゃん」の目の前という立地。
歌舞伎町の一番闇の部分でしたね～。
じゃセトリ！


11月8日　新宿Birth
1、Icicle Fall
2、Ghost Entity
3、～AETERNITAS LUDOLOGY～
4、センチメンタルシンフォニア
5、PAPER MOON
6、TRUE EVER ROSE
7、GOD OF WAR
8、SPARKING
9、BURN IN HELL

Encore
10、大Rain in Vain



なんか、ずっと俺が出っぱなしだった日な気がする。

ライブは、スペシャル感のある5150ATTACK!を経て、最後のアンコール「Rain in Vain」で、なんだか皆が1つになれた感じだったんだよな。
ツアーの最後に相応しいラストになったよ！


さあ、次は海外編いくぜ！

俺とドイツ…

ジャーマンメタルが隆盛を誇っていた俺の学生時代、一般に"王道"といえば、IRON MAIDENでもRainbowでもなく、BLIND GUARDIANだった。
日本人シンガーは、さかもとえいぞうスタイルか、マイケル・キスク・スタイルしかいなかった時代。（キスク型がもてはやされる傾向）
とりあえずHELLOWEENを適当にパクったような曲を演奏しておけば、及第点の与えられたジャパメタ・シーン…そんな時代を過ごした俺は、漠然とドイツに畏敬の念を抱くようになったのだけれど、それは恐らく、世代は違えど、YAMA-Bさんも同じではないだろうか。

2012年、スイスを訪れた俺は、ヘアドライヤーを日本に忘れた事に気付き、ドイツまで買いに出かける。これが俺の、初訪独であった。

2013年、念願のドイツ公演が決まる。商業の中心地、フランクフルト。
特に観光名所は無く、毎日リハーサルが終わると、ドイツ料理屋は閉まっているので、毎晩イタリア料理を食べるという日々。
ビールは、スーパーでアサヒスーパードライとかを飲んでいた。(他のメンバーが)

運命の2014年。
正直、上記の経験から、寒々として質実剛健な（アミューズメント性に乏しい）ドイツという国の、それもハノーファーという田舎町に対し、大きな期待はせずに行った2度目の欧州公演。それが、これまでの俺の人生でも、最も美しい思い出となろうとは。


じゃ、写真じゃかじゃか載せながらいくぜー！



フライトは、お馴染みのBritish Airways。
なんと成田空港で、新日本プロレスの棚橋選手とばったり遭遇した！
いょんちゃんが大興奮していたんだよ。いや俺もだけど。





176cm78kgの俺の腕が、マッチ棒のよう。
凄い！



ブリティッシュ航空なので、乗り継ぎの為、ロンドンへ寄る。
けいおん!の映画でも出てきた、ヒースロー空港。
入国審査で、「サ、サイトシーイング…」と答えてみる。





飛行機の中で、散々ウィスキーやジンを飲んだ俺と違って、他のメンバーは、ほぼ素面。
機内で飲むのに慣れていないという事で、いつもコーラを頼んでいた。
ここでもコーラで寛ぐKIRA氏。



ドイツへ到着し、早速夕食でもてなしてくれるスタッフの皆さん。
いや、ほんっとに美味しかったんだよ！
去年のアレは、何だったんだ?!って。










はしゃぎまくる人たち。



翌朝。

ホテルで朝食。
他のメンバーは、近くのハンバーガー屋で朝食＆朝練していた模様。







会場へ移動。
普通に会場内を通って行く為、途中で何人ものファンに見つかり、サインをたくさんお願いされる。

これは、アルパカのぬいぐるみにサインしているところ。






お昼ごはん。

近くにピザ屋さんがあったので、入ってみた。

ここがね！ドイツ語以外、一切通じなくて、なんともならなかったんだよ。
カタコトで「美味しい、何、ですか？」とか聞いて、なんとか作ってもらったが、詳細は伝わらない。
YAMA-Bさんが、関西弁で話しかけるも、やはり通じなかった。
途中、ファンの方が入ってきて、助けてくれなければ、空腹で餓死していただろう。美しい思い出だ。





オーダーしていたギターが到着。
俺は、Gibsonのフライング・アロウ(FV)を注文していたのだが…


何故か届いたのは、エクスプローラー！
わしゃメタリカか！





そして、ケースを開けると、中に…



ハリボ（ドイツのグミ）の小さい袋と、「気を付けて扱ってね」の紙。
う～ん…ドイツ人のこういう所は憎めないな。






さあ、準備万端！
いつでも行けるぜ！！
気合のBlood Tears Bodomポーズ。






オラー！
1日目（60分）ステージ開始じゃー！













非常に盛り上がって、素晴らしいライブになったんだけど、俺のアンプの出力が小さ過ぎて、迫力に欠ける演奏になってしまった。
勿論、他のメンバーは、そんな事関係なく、好ファイト！


10月2日 ハノーファー1日目
1、TRUE EVER ROSE
2、PAPER MOON
3、～AETERNITAS LUDOLOGY～
4、ALICE IN HEAVEN
5、No, Thank you!
6、Poltergeist
7、SPARKING
8、DIVINE WIND
9、HEAVEN'S SWORD
10、BURN IN HELL

Encore
11、Star Dust



近くの街へ、打ち上げへ。








元ドイツの傭兵で、現在はシェフ、そしてソムリエ資格も所有している、ハミットも合流。
その経歴から、俺と非常に仲良くなる。（後に、ホテルの俺の部屋で、WW2について語り明かす事になる）





京都から応援に駆け付けた、Blood Tears Bodomユウさん。






翌日。







旧市街の方へ、昼食とちょっとした観光に。





ヨーロッパの町並みは、本当に美しいね。
田舎ほど良いというのは、本当だよ。


市庁舎。





中。





ごはん屋さん。
ドイツ料理のレストランだね。









こういう事があるので、欧州での外出時は、必ずドレスコードを守らなければならない。
まあ、パリとかと違って、ドイツの、それも田舎の方はかなりユルいけどね。




そんなわけで、会場へ戻って、今日もライブだー！！


つづく。

ライブ2日目！(90分)

準備万端だ！



YAMA-Bさんは、DAICON4のTシャツ！
凄い！



まいなすいょんちゃんは、ドイツ語でMCする為に、カンペを作った模様。
しかし…



結局この2つしか書けなかった。
しかも、これも殆ど使わなかった。
ちなみに、アーベンドじゃなくて、アーベントだ。



さあ、この日こそ本番！！

なぜなら、この日の俺のアンプは、5150だからだ!!
過去、このアンプを使用した時の俺は、遍く神演奏だった！
もう最高な予感しかしないぜー!!GO！












































YAMA-Bさんのギターソロという、とてつもなくレアなものを演ったぞー！











10月3日 ハノーファー2日目
1、HEAVEN'S SWORD
2、DIVINE WIND
3、Star Dust
4、SPARKING
5、燃ゆる海原
6、紅蓮の弓矢
7、IRON-CHINO ギターソロ
8、KIRA☆ ギターソロ
9、YAMA-B ギターソロ
10、PAPER MOON
11、Fairy Tale
12、Sakathan ベースソロ
13、JUHKI ドラムソロ
14、ALICE IN HEAVEN
15、No, Thank you!
16、～AETERNITAS LUDOLOGY～
17、RAINBOW SPREAD!
18、BURN IN HELL

Encore
19、Rain in Vain
20、大Poltergeist



どうですか、このセットリスト。
凄いボリューム。凄いレア。
ですね！


すぐさまサイン会へ。
いや～この流れ、JAPAN EXPO思い出すわ。

















たくさんの人たちとエナジーの交換が出来て、素晴らしい体験だった。

終演後、会場で打ち上げ的にレストランを開けてもらったんだけど、その後、ファンやスタッフ達と別れるのが辛くてねえ。
会場を背に、スーツケースを引いてホテルへ帰る道が、なんとも切なく、胸が締め付けられるようだったんだよ。

「まだ終わりじゃないよ。帰りの飛行機が落ちない事を祈らないと」

「もし落ちたら…まあ、幸せな人生だったかな」

などという会話が出て、'11年から海外戦略を始めた自分は、色々と感慨深く思う。
また来たいね。
ドイツにも、ハノーファーにも。




翌日。


世界遺産へ行く。



















千年の薔薇の伝説…
坂さん危ない。






なぜかヨーロッパに、実にアジア的な釈迦像があったのでぱちり。







そして10月ドイツといえば、これ！
オクトーバーフェストですよ！






元々はミュンヘンあたりのお祭りらしいんだけど、今や全国区。というか、銀座や六本木や秋葉原でもやってるよね。



ぬいぐるみに囲まれる、まいなすいょん。
夢の世界。






人類への侵攻を企てる、賢いさる。






このオクトーバーフェストでも、多くの伝説が生まれたんだ…
まあ、今回のジャーニーは、全てビデオで撮影してあるんで、然るべきタイミングで皆さんにもお見せできればと思っています。


本当に、人生に輝きを与えてくれた、'14年のドイツ公演。
今こうして日記を綴っていても、蘇ってくる感動に、身も心も興奮を抑えきれない。
Danke Schoen,jedermann.
Ich komme absolut sein!

LIGHTNINGです。

IRON-CHINOという人と付き合うと、日本国内に敵しかいなくなる！との事で、友達皆無なLIGHTNINGです。
2013年だっけ？
4～5バンドぐらいで、軽いフェス的なライブを企画しよう！とか思ってサイクロンを押さえてはみたものの、誰一人集まらず、結局ワンマンになったのって。

まあそんな我々をですね、快く誘ってくれる数少ない友人が、日本にもいます。
GAUNTLETです。
今や絶滅種となった、日本人ヘビーメタルバンドの1つ。

そんな絶滅種が一堂に会するイベントが、この日ですよ。
ボーカルは男！ファストでアグレッシヴで、メロディアス！
まあ考えてみれば、当たり前の事なんだけどね。それを"ヘビーメタル"というのだから。
そんな当たり前の事が、絶滅種となっている国、日本。
なんでもないような事が幸せだったと思うよ。


メンツが熱いぜ。
LIGHTNING、GAUNTLETという新世代(と名乗らせてもらおう)に加えて、Prophesia、Balflareと、'00年代を彩ったバンド達ですよ！

Balflareは、実はLIGHTNINGがサウンドホリック社（デビュー当時）に所属していた頃の先輩にあたるバンドなんです。
それ以上に、ドラムの松崎さんは、'90年代後半から活躍したバンド、PAX IN TERRORの頃に知り合わせて頂いた方で、当時から"和製ヨルグ・マイケル"と呼ばれていました。

Prophesiaは、何と言ってもAZREALの晶さんのバンドですからね！
実は、まだ全然ガキの頃、目黒ライブステーションに先輩のバンドのライブを観に行って、たまたまそこで出ていたAZREALを観た事があるんですよ。
当時、あまりのカッコ良さに打ちのめされて、僅か30分の観覧で、多大な影響を受けました。今でも俺の楽曲の中には、その影響が見えます。

これに加えて俺たちだよ！
さるのマネが上手な、珍しい忍者、LIGHTNING！
まあ、忍者自体めずらしいけど。



写真はるぞー！
クスリ！ダメ！ぜったい！！





































この頃、香港公演を直前に控えていた為、日本国旗を持って歌っているね。
いいんだよ、"強烈なナショナリスト"で。歴史は修正しているのは、一体どちらか!?


10月25日 渋谷サイクロン
1、Heavy Metal (Of Destiny)
2、JUSTICE STRIKE
3、Stand For The Fight
4、Thousand Fields
5、燃ゆる海原 ～Sail up～
6、Save The Truth



短い時間だったが、濃密な時だった。
「燃ゆる海原」は、セルフカバーというか、共演のYu-ta君へ対するオマージュ。
勇舞の歌う「燃ゆる海原」もレア曲だったが、近年の代表曲である「Raise the sun」も「Sail away」も入らないセットリストというのは、かなりレアだと思う。





Balfare松崎さん(Dr)と一緒にぱちり。



「覚えてます？」と言ったら、「忘れられるわけ無いじゃないですか」と。
勿論、良い意味か、悪い意味かは、聞きませんでした。



Prophaeiaの晶さんと一緒にぱちり。



晶さんは、歌唱力もルックスもさることながら、人間性はそれ以上に優れた方です。
「一緒に写真撮って下さい！」とお願いしたら、
「IRON-CHINOさんだ！こんな有名人にお願いされるなんて…」
と仰っていました。

訳：「(悪名高き)IRON-CHINOさんだ！こんな(面倒くさい事で)有名人にお願いされるなんて(運の尽きだな)…」

はい、私は有名ですからね。
正義の人として。

CDも頂きました。
ハモンドオルガンとハイトーンが、絶妙の名盤です。



そしてガントレットの皆とぱちり。



でもこれ、確かYasu(Gt.)君が撮影してるんだよね。
一緒に撮ったれよ、って。



当日は、悶絶メタル氏も観覧に訪れてくれました。
http://mmpk.web.fc2.com/live119.htm



そんな感じで！

次はまた海外編です。
台湾！日本的兄弟！！
尽情期待次天我的博客！

再見ﾉｼ
阿片！不行！绝对！！

你好.
今天我写台湾演唄会的博客.

其太好了!
台湾的聴衆(愛好者)很棒了.
我真的換気了.


上記の通りです。

いやね、LIGHTNING初のアジア進出ですからね！
そもそも俺は台湾が大好きで、フランスと同様、毎年訪れているんですよ。
なんとか台湾でライブがしたくて、もう台北駅の地下通路とかで、勝手に演奏しちゃおうかとも思ってたぐらいですからね。
LIGHTNINGで実現出来て良かった。


台湾には、素晴らしいバンドがたくさんいます。
今回、一緒に演奏したMinstrel～吟遊家～も、その1つです。
そのMinstrelのリーダー、JIN君は、台湾でギターの先生をしながらバンドを運営しているミュージシャンです。ギターの腕前もさることながら、かなりのインテリジェント・モンスターです。
彼と私が先頭に立って大会を企画し、Leo社長をスポンサーに付け、台湾の多くのミュージックショップや、楽器メーカーなどを協賛にしました。
今回の興行は、彼の力なくして成功はありえませんでした。



じゃ写真と共に。



at 成田空港。

今回は、スタッフというかまあ、半分遊びで付いてきた人たちが大勢います。
まいなすいょんも、その一人。




空港って、テンション上がるよね。




台湾は近いので、あっという間に到着。
10月なのに、暑い!!
さすが亜熱帯。


台北、桃園空港。



ね？なんかLIGHTNING以外の人たちもいるでしょ？みはしとか。







ホテルに到着し、早速遊びに行く！








淡水という観光地です。
美しい風景に、屋台とかたくさん。






帰ってきて、食事会。
このとき、初めて3バンド全員が一同に会します。








何か、他の日記と違って、敬体で淡々と綴ってるな…



翌朝。







ライブ本番なのですが、鼎泰豐で朝食を摂ります。
豪華！


でまあ、この後、会場入りして本番を迎えるわけですが、そのへんは動画に詳しいので、貼っておきます。



LIGHTNING台湾 ①　(with GUNBRIDGE, Minstrel吟遊家)

台北到着から、ライブ当日まで。




台北到着～淡水～夜市～足ツボ～
鼎泰豐～会場着～サウンドチェック～控え室～Minstrel本番




ライブ画像、あげるぜー！


Minstrel吟遊家










LIGHTNING


























GUNBRIDGE
※YAMA-Bさんのblogをご参照下さい。
http://ameblo.jp/yama-bblog/entry-11944894128.html



アンコールは、3バンドのセッションで、X JAPANの「エックス」!!
台北で飛びまくりだ！！


















10月18日　台湾
1、Raise the sun
2、JUSTICE STRIKE
3、Far Away
4、Stan for the fight
5、Thousand Fields
6、Destiny Destination
7、Never surrender
8、HEAVY METAL(Of Destiny)
9、仮面ライダーBlack
10、Sail Away

Encore
X (X JAPANカヴァー)



本編の様子、撮影してくれた人がいるから、あげときますね。













いや～、5150が素晴らしいですね！
協賛スポンサーの楽器店より、この日のために贈られたものです。



終演後、サイン会です。
この流れ！







いいねえ。

そして地元メディアから取材を受けます。
台湾のマスコミの方々は、とても優しくて親しみ易く、なんというか、業界人ぶって偉そうな感じがないです。
日本とは違い、礼節を重んじます。
マスコミなんていうのは、いわばアーティスト様たちの恩恵で生きているわけですから、作曲も演奏も出来ない分際で偉そうにしてはいけない、というのが私の考えです。



「この世界の真実と輪廻」について説法しています。



打ち上げ！






私たち、MAX楽しい時は、こんな表情です。








LIGHTNING終演後からの動画も貼っておきます。


LIGHTNING台湾 ②　(with GUNBRIDGE, Minstrel吟遊家)



LIGHTNING終演後～GUNBRIDGE本番直前～イベント終了後のサイン会
～翌日の士林夜市～深夜の台北～足ツボ





翌朝。

そのへんの屋台で朝食。
ホテルの朝食というのを食べた事がない。台湾に来ているのに、そんな勿体無い事をするものか！





5150ATTACK!のグリーティング動画撮影の為、士林の公園に行きました。



龍5150と、猿5150。

今でも俺ね、「センチメンタルシンフォニア」聴くと、この映像ばっかり頭で再生されるんだよ。



士林駅で他の人たちと合流して、食事。



やっぱり士林夜市に来ないと、台北に来た感じがしないですね！




名残惜しいですが、台湾とひとまずさらば…
必ず今年も行くだと思います。
再見！


空港で、お土産に貰ったお菓子。

ブラックサンダーのパチモン！
その名も、LIGHTNING！！




（´-`）.｡oO(好吃）

お久し振りです。

本来は、M3新作の告知日記を書くべきところなんですが、そうしているうちに発売してしまいました。
「聖剣と魔竜の真世界」。

このシリーズ、私が一貫してテーマソングを手掛けているのですが、最終巻のこちらも、素晴らしい楽曲を提供できました。


『聖剣と魔竜の世界』ドラマCD第3弾「聖剣と魔竜の真世界」





【発売日】
：2015年4月22日
【価格】
：3,000円（＋税）
【著者】
：サイトウケンジ
【イラスト】
：黒銀
【アーティスト】
：[テーマソング] 福原綾香・IRON ATTACK!
【販売元・発売元】
：ツクル（ノ）モリ株式会社
【販売店舗】
：とらのあな各店＆通信販売



5月9日(土)　とらのあな秋葉原店Cにて、インストア・イベントもあるよー。
まあ、俺は弾かないけど。オケでやるんで。

シリーズの他作品でも、私が曲提供していますので、是非よろしく。
今回も歌って頂いた、福原綾香さん、南條愛乃さん、丹下桜さんが、各々歌っています。




◆とらのあな公式
http://www.toranoana.jp/info/dojin/seiken_dcd3/

◆オーバーラップ文庫公式
http://blog.over-lap.co.jp/?p=7964

◆こえぽた
http://www.koepota.jp/news/2015/03/13/0703.html

◆丹下さんのBlog
http://ameblo.jp/sakura-tange/entry-12017214140.html


先日の星虹砕/祭で、オーバーラップ文庫様より、花輪も頂きましたよ！





はい。

そんなわけで、発売日の先日、とらのあな秋葉原店へ行って記念撮影してきました。
なぜか中野さんも一緒に･･･





じゃ、よろしくね！
次は、M3新作告知なども書きます。

はい。

いろいろです。
IRONです。

まずは近いところから！


出るぞー！新作！
M3！！



IRON ATTACK! M3新作
艦隊これくしょんトゥルーメタル・アレンジ
『戦け!高砂の皇民よ ～Takasago Army～』

01、戦け!高砂の皇民よ ～Takasago Army～（原曲：次発装填、再突入！)
歌：Raku
02、夜はまた明くや ～make your dawn～（原曲：海上護衛戦）
　歌：中村健一郎
03、暁の陽染めて ～Expel!!～（原曲：我、敵機動部隊ト交戦ス)
　歌：中村健一郎
04、ソロモンの悪夢（原曲：二水戦の航跡）
05、水無月島、左舷より迫り ～Vengeance～（原曲：飛龍の反撃）
　歌：勇舞
06、咲く御花の名は命 ～Take you high～（原曲：索敵機、発艦始め！)
　歌：中村健一郎
07、戦け!高砂の皇民よ ～Takasago Army～ -Vrrrカラオケ-
08、咲く御花の名は命 ～Take you high～ -Vrrrカラオケ-


艦隊これくしょんからの妄想二次創作、高砂義勇軍コンセプト作品。
これを台湾ヘビーメタルバンド、"ミンストレル吟遊家"のボーカルRakuが歌い上げる。
タイヤルの血は、密林に荒れ狂う雨が如し!! アイアンアタックによる艦これHM/HRアレンジ第3弾!!

2015年　4月26日（日）　頒布開始
1,296円 (税抜価格 1,200円)

M3　2015春
4月26日(日)　第二展示場2F
ソ -08a,b "IRON ATTACK!"

■特設サイト
http://sound.jp/ironchino/attack-takasagoarmy.htm


■通販
・メロンブックス
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=124310
・とらのあな
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/29/91/040030299186.html


Minstrel～吟遊家～に興味を持った方は、是非こちらでご購入下さい。
ironattack.theshop.jp PV


名曲。




そしてM3でも売られる、LIGHTNING2015年Tシャツ！
遂にデザイン発表!!









S, M, L, XXXL(限定)　各2,500円


かっこよすぎる。
九字…忍道…
これらの意味するものは、5月4日の渋谷サイクロンで明らかになるだろう。


その5・4 LIGHTNING@渋谷！！


5月4日(月祝)　東京/渋谷サイクロン
「melodic arts vol.9」



【出演】
GAUNTLET / LIGHTNING / Phantom Excaliver / MERCILESS INSANITY
渋谷サイクロン
OPEN 　17:30
START　18:00
チケット前売 3,000円(当日 3,500円)

★チケットは、全国のローソン、e+、またはこちらのフォームから→
【専用予約フォーム】
http://my.formman.com/form/pc/gnTpHDcw7JLb0doM/

【ローソンチケット】
L:75577
【イープラス】
■購入ページURL（パソコン／スマートフォン／携帯共通）
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002152523P0030001


更に5月10日には、また新作が出るぜ！
俺はその気になれば、1日に1枚アルバムが完成するのさ！


さあ、今春も突っ走るぜ！

はい。
更新の頻度が高くなってまいりました。


例大祭です！

IRON ATTACK! 例大祭12 新作
東方Project トゥルーメタル・アレンジ
『Death and Rebirth』
デス・アンド・リバース



01、Death and Rebirth （原曲：Reincarnation）
歌：YAMA-B
02、ROCK 'N' ROLL REBEL （原題：スカイルーイン）
　歌：勇舞
03、Murder in the well （原題：暗闇の風穴）
　歌：中村健一郎
04、Phantom Phannk Orchestra （原曲：幽霊楽団）
05、Eternal Run away （原曲：永遠の三日天下）
06、Run away （原曲：ロマンチック逃避行&不可能弾幕には反則を）
　歌：中村健一郎
07、Sakura ～Death and Rebirth～ （原曲：幽雅に咲かせ、墨染の桜&ゴーストリード）
　歌：勇舞
08、Death and Rebirth -Vrrrカラオケ-
09、Run away -Vrrrカラオケ-

神、再臨!!
YAMA-Bが、2年振りに帰ってきた!!
五月雨 突き射す夜に、極まり交わす陽と陰!!
"唯一にして絶対"アイアン･アタック、3人のシンガーが織り成す、これが東方アレンジの究極体!!





2015年　5月10日（日）　頒布開始
1,296円 (税抜価格 1,200円)

例大祭12
5月10日(日)　い20a　"IRON ATTACK!"


同日、全国ショップにて頒布開始。

■通販
・メロンブックス
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=126259
・とらのあな
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/30/45/040030304507.html
他

◆特設サイト
http://sound.jp/ironchino/attack-deathandrebirth.htm



これはですね、「同人音楽史上、最高傑作」と謡っています。
IRON ATTACK!史上、ではなく、同人の歴史上。
乱暴な言い方で、色々な人に失礼な印象を与えてしまうかも知れませんが、それぐらいの自信作であるという事です。




次！！





PS4、PS Vita用ソフト
『東方空宴歌-CLIMAX-』




1曲提供してますよ！


◆デモ動画（1:11～2:47あたり）



◆特設サイト
http://area-zero.net/product/tsa/soundtrack_climax.html


収録曲を収めたCDが、例大祭で出ます。
O-14ab　領域ZERO
で頒布されます。

同日、全国ショップにて頒布開始。



次！！！



遂に、しすぷれ2年振りの新作ですよ！！

Sister's Spread-i 例大祭12 新作
『月夜のレインドロップ』




1、月夜のレインドロップ／原曲：竹取飛翔
2、SWEET PAIN／原曲：シンデレラケージ～ Kagome-Kagome・狂気の瞳～ Invisible Full Moon
（※IRON ATTACK!ゲスト提供曲）
3、影踏み鬼のあしあと／原曲：懐かしき東方の血～ Old World
4、white calling／原曲：無何有の郷
5、フラクタル／原曲：ミストレイク
6、Road to the sky／原曲：月まで届け、不死の煙・竹取飛翔
7、ライト、ムーンライト／原曲：千年幻想郷・竹取飛翔
8、The last message／原曲：春の湊に （※2011年開催博麗神社例大祭 会場限定配布音源）



◆特設サイト
http://ion-pinkdrop.chu.jp/sisupure_raindrop.htm
※下にクロスフェード・デモあります。

■通販
・メロンブックス
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=127047

例大祭12
5月10日(日)　い20b　"Sister's Spread-i"（IRON ATTACK!と合同スペース）


同日、全国ショップにて頒布開始。

私は、曲提供と、ギターで数曲参加しています。
実は自分の中では、しすぷれは、2nd『PINK RHAPSODY』が最高傑作だと思っているんですが、今回は、作風もPINK～に似ていて、それでいてサウンドも歌も現代のクオリティですから、間違いなく、これが歴代作品で最高だと思います。



以上！
5月は、4日のLIGHTNINGライヴ@渋谷サイクロンと、10日の例大祭、そして後半の重大発表と、盛りだくさんだぜ！イェァ！！

皆様、ご機嫌よう。
IRON-CHINOです。

LIGHTNINGの情報です。

この度、ドイツのSONIC REVOLUTION社と契約いたしました。



今夏～秋頃、全曲全パートをリレコーディングしたベスト・アルバム『ROD TO NINJA』が、全ヨーロッパでリリースされます。

これに伴いまして、プレ・リリース・ツアーを行います。


5月26日(Tue.) Pratteln
5月2７日(Wed.) Zurich
5月29日(Fri.) Rentzburg
5月30日(Sat.) Wetzikon 「METAL FACTORY FESTIVAL」








みんな、見に来てね！



そんなわけで、明日から日本を離れます。
まずは香港！
何故かヨーロッパツアーなのに、香港で油を売る。
だから、実際の欧州の地を踏むのは、日本時間で明後日なんですがね。

ちょちょこTwitterなどで画像あげていきます。
よろしく。

Twitter→ @ironchino

LIGHTNINGで、ヨーロッパツアーへ行ってきた。

ヨーロッパでも活動してます感が強いLIGHTNINGだけど、なにげに今回が2度目の欧州遠征なんだよ。
先日、ドイツの会社と契約して、名実共に"ヨーロッパでも活躍する"ではなく、"ヨーロッパのバンド"になったLIGHTNING。
今回は、スイスを3箇所周ってきたよ！

俺が、香港に用事があったため、キャセイパシフィック航空を使用して、「成田→香港→ツーリッヒ」というルートを選択。
乗換えといいつつ、10時間滞在したよ。香港。

そんなわけで、香港の写真から。





出国。
今回は、LIGHTNINGマイナス鋼鉄兄貴。+スタッフの平井君。
兄貴加入前の話だったので、シングルギターで出陣！





飛行機、外国、空港、全てが童貞のだいごろう(Ba.)。
はしゃいで写真を撮りまくる。






香港国際空港、到着。
4時間ぐらいで近いので、特筆する事は無し。
まあ、機内食が美味しかったぐらい。









香港の、雑多でアジア的なのに近代的な街並みに、圧倒されるだいごろう。
観光客。





まずは、何は無くとも李小龍師傳に挨拶。





香港の大物プロモーター、エドワード・リーさんと。
IRON ATTACK!やEIZO Japanでお世話になった恩人です。
香港へ寄った目的の、半分はこの為。





旺角へ。
B級グルメの天国であると同時に、俺にとってはジャックコークの思い出の街。
そういやIRON ATTACK!のワールドツアー、2度もやってるのに、何故か香港公演の日記は1度も書いてないね。
今度書きます。




100万ドルの夜景を見に、再び星光大道へ。
ん～、来たねえ。

といった流れで、香港に別れを告げ、大型機に乗り換えてヨーロッパへ。
なんか、ここまでは完全に観光目的の海外旅行ブログになってるね。






見よ！
エコノミークラスに乗り込む、この勇姿！
狭い！！

昔、アンドレ・マトスと一緒に、品川プリンスをうろうろ歩き回ってた時、アンドレが「昔はビジネス・クラスで来日して、帝国ホテルだったけど、今はエコノミーで品プリだ」みたいな事をボヤいてたのを思い出した。

ちなみにその時の打ち上げは、サシャ・ピートもオリバー・ハートマンも、皆品川の笑笑で飲んだんだよ。日本は不景気だったね。



12時間後。



ツーリッヒ到着！！

色々な人が出迎えてくれた！



マネージャーのMicuや、地元メディアの編集長でもあり、ギターのディーラーでもあるRoxx、そしてスイス大使でもあるRayun。
6:50という早朝にもかかわらず、感謝の言葉しか出ないね。





俺とだいごろう、平井君が宿泊する、GONOREASのギタリスト、Damirの家に到着。
豪邸だ！
すごいぞ！

GONOREASは、ヨーロッパ各国では非常に有名なバンドで、ストラトヴァリウス、ラプソディとカップリング･ツアーを行い、その知名度を一気に上昇させた。
リーダーでギタリストのDamirは、間違いなく世界最高水準のプレイヤーだ。

まあ、流石一流ミュージシャン。
すごい邸宅に住んでますな。
俺は、この壁に掛けられたギターの中から、好きなものを選んで使用していいという事で、テンションだだ上がりだ。





暖炉がある！
剣とか飾ってある。




イグアナを2匹飼ってる。




これは2階で、超広い。




お酒もたくさんあって…




なんと、ピンボールの台まである。
すごいな！

勇舞君が、ピンボールの電源を入れると、そのまま永遠にやり続けるという習性を見せた。



まだ早い時間（ヨーロッパでは）なので、出掛けます！



隣町のバーデンへ行く！




家の前ね。
旧市街に住むって、1つの夢だよね。

家の前でPV撮影できそう。






バーデン旧市街。
小さいけど美しい街なんだよ。
楽器屋へ行ったりしたよ。


ここで、ランチを食べたのだけど、そこは物価世界一のスイス。慎重に店を選ばないとと思い、地元の人間に、リーズナブルなお店を紹介してもらった。

1人前 6,500円

凄いな、スイスは…。
そりゃ世界一平和だわ。ミサイルも落ちてこないよな。
隣のドイツは、欧州一、物価の安い国だというのに…





パブで休憩…

先ほどの高物価ランチで、早速スイスの洗礼を受けて、青ざめる日本人LIGHTNING。
次はお城をのぼるぜー！(無料)






昔、ハプスブルク家が支配していた城を、スイス軍が攻め入って強奪したというお城。
スイスという国も、色々な歴史を持っているよね。
元はローマ帝国だったんだけど。欧州全土。





RPGの世界に入り込んだかのような旧市街やお城。
猿の欧州。





頂上まで上り詰めた、IRONさん。
たなびく赤地に白十字が、誇らしげだ。





セルフィ(自撮り棒)を使って撮影しているのだが、俺がセルフィを刀のように構える為、全てこの構図と表情になってしまう。



音楽家らしい事、何もしてないね。


次回は、翌日！
「LIGHTNINGヨーロッパ初ワンマン@ツーリッヒ」をお送りします。
再見！

はい。
明けて2日目！日本を発ってから3日目！

いよいよ今日は、ライブ第1戦ですよ。
しかもワンマン！
いきなりヨーロッパでワンマンというのは、実は前日に知りました。
プロモーターに、
「俺たちのCDは、秋頃リリースの予定だろ？今やったって、誰も知らない。客は来るのか!?」
と問うも、「大丈夫」とだけ。

まあ、非常に小さなクラブだし、地元のバンドもOPアクトを務めてくれるので、なんとかなるでしょう。
もしKISSのデビューライブみたいに、客がゼロだったとしても、やる事は変わらない。
全力で魂をぶつけるするだけだ！


といった朝。



テラスでモーニングコーヒーを頂く。
ダミールの家には、エスプレッソマシンがあり、常時、様々な種類のエスプレッソやコーヒーを楽しむ事が出来る。
俺も日本のネスプレッソクラブに加盟しており、エスプレッソマシンも保有する愛好家。ダミールと談義を交わそうと思うも、彼は、コーヒーの類は一切嗜まないらしい。
マシン類は、全て自宅へ来訪したお客に出す為だけに購入したそうだ。
やはり、本物のスターは違う。





実はギターも達者な勇舞。





家の前に、バーニーズ･マウンテンドッグ(スイス原産)。





こちらでは、全公演で、GONOREASの楽器を借りる事になっている。
"七つの海をエコノミークラスで股に掛ける"LIGHTNINGとしては、重量制限がどうのこうの…



すごいぞ、このギターは！
日本には当然無いJacksonソロイストだ！
彼は、俺のためにVシェイプを用意してくれたのだが、俺がこのソロイストを一目惚れしてしまい、無理を言って借りたのだ。
普段使わぬシェイプに、セイモア・ダンカン、そしてトレモロ・アームと、新しい事だらけだ！



ダミールの所有する倉庫へ、楽器と機材車を取りに行く。



自宅から徒歩1分。
いつか、千駄木で実現したい。


そこから、GONOREAS所有のスタジオへ歩いていく。
徒歩2分！


中世のお城を改造して作った、個人スタジオ！



俺は、「恵まれし子らの学園」と呼んでいる。
であるならば、LIGHTNINGはまさに、ミュータントニンジャ猿！





スタジオの前。
フォレストですよ。PV撮り放題だろう。





裏手から見た、恵まれし子らの学園スタジオ。
個人の所有物というのが凄い。













そして中へ入ると、スタジオペンタ池袋ロックオンの、10倍ぐらいの広さ。



壁には、これまでにGONOREASが行ってきたツアーのポスターなどがずらり。
盟友、デストラクションのポスターもちらほら。



では、夜の本番に向け、リハーサル開始！！



















アンプは5150、エフェクトはディレイのみ。
これにJacksonを直結という、まさしく俺の理想とするサウンド！
今夜は熱い夜になるぜ･･･


では、ライブハウスのある、ツーリッヒへGO！




全ての移動は、プロモーターRoxxの送迎車で！
素晴らしい扱いだよ。








スイス～。
絵に描いたようなヨーロッパの豊かな国。



これは、ライブハウスの前。
スイス一栄えてる街だからね。
裏路地でもこんなよ。




懐かしいな…





そして横の路地。
ここから坂を下ると、お店がたくさんある通りに。
更に大通りへ出れば、ツーリッヒ湖が見える。




サウンドチェック！




同期("メカ兄貴"と命名)を駆使し、ツインギターを再現。





近くにケバブ屋があったので、皆で食べに行く。
エフェスビールが置いてあった。店の人らは、当然トルコ人。なので、俺がトルコ語を話しをしたら、凄く驚かれた。
ナッスルスヌ～ズ…





バーカウンターで寛ぐひとたち。
基本的に、アーティストはドリンクも無料だし、とても待遇が良い。尊敬されている。
ちなみに普通に飲むと、ビール1杯 1,200円ぐらい。
ウイスキーは、シングルで 2,000円ぐらい。



本番直前！

表では、スイス軍の将校たちも楽しみにしてくれていた。



話しかけられたので、頑張ってドイツ語で答えたら、「?」という反応。
聞いてみると、彼らは同じスイスでも、フランス語圏の人らしく、ドイツ語はあまり通じないらしい。
ドイツ語圏の人々は、学校でフランス語も習う(多言語国家のスイスでは、高校卒業時点で、3ヶ国語を話せなければならない)為、フランス語も話すのだが、フランス語圏の人々は、心がフランス人に近いのか、ドイツ語やイタリア語、ロマンシュ語を殆ど話さないという。
だから、同じ国の人間同士でも、英語で話すのだそうだ。
日本でも、沖縄や青森に行くと、ネイティブの言葉は(東京出身の俺には)ほとんどわからない。
英語で話した方が、いいかも知れない。






店の前にいた人の犬。
あ、ハスキーだ！と思って近付いたのだが、どうやらこれは、バーニーズらしい。
人間の歳でいうと80歳ぐらいらしくて、年老いて白くなったのだそうだ。
実に落ち着いていた。
しかしバーニーズが多いな、スイスは。


このライブハウスのオーナーは、日本好きらしく、初めての日本人バンドの出演という事で、柱にサインを残していってくれと言われた。






太陽の昇る国からやってきたぜ！！






物販！！

LIGHTNINGのCDは、勿論一番売れるんだけど、IRON ATTACK!作品では「ICICLE FALL」が良く売れた。
確かに、あれは傑作だった。




ライブだぞー！






















5月27日　Zurich

1、Raise The Sun
2、Sail Away
3、Soldier Force
4、Destiny Destination
5、Save The Truth
6、THUNDER STEEL (カヴァー)
7、Never Surrender
8、HEAVY METAL (Of Destiny)
　　＝Encore＝
8、Brave Heart



あのね。
海外で、しかもワンマンで。
曲を演奏するってのは、物凄く緊張するんだよ。
俺は、コータ君とかだいごろうとかと違って、結構緊張するタイプだからね。
しかも、ドイツ語か、最低でも英語を要求されるからね。

IRON ATTACK!で、何度も世界中を周っている俺だけど、それは受け入れ態勢が万全だから、ある程度安心してやれるというのもあるんだよ。
LIGHTNINGは、本当にガチのヘビーメタルバンドで、そのシーンの中で、ヘビーメタルを要するリスナーに対して、それを本場で勝負を仕掛けるわけだから、下手な事をしたら、殺されるぐらいの覚悟があるんだよ。
真剣勝負を売り物にする、違う団体のリングに上がる心境なんだよ。

でも本当によくやった。
素晴らしいショウになった。
なんとね、アンコールが終わっても、ずっと「We want more!」が鳴り止まなかったのだから！
大成功といっていいね！

多くのお客さんが満足してくれたし、エキサイトしてくれたし、CDもTシャツも、飛ぶように売れた。
まずは勝った！という安堵感。そして本場でやり切ったという自信。
たった一度の勝利で、1時間前の自分とはもう、比較にならないほどの成長を遂げた実感。




多くのオーディエンス達と。












まずは第1戦！ツーリッヒ！！
やってやったぜ、この野郎！！

さあ、次はレンツブルク！！


の前に、俺の誕生日だね。
つづく。

翌、28日です。


5月28日…









というわけで、この日は完全オフ。
ツーリッヒ湖まで行って、遊覧船に乗ったりしたよ。









本日は、音楽の話題、何もありません。






街にサーカスが来ていた。
ゾウ。





ベルジアン・シェパードかなと思ったけど、スイッツランド・シェパードだね。
ジャーマン・シェパードより、一回り小さい印象。



遊覧船にて。









まあ、浮かれてますな。
オフなんで。


船に、コーテッド・レトリバーが乗ってきた。







スイスでは、犬を買うのは免許制。
だから皆、ちゃんとしつけされているし、犬を捨てる人もいない。
早く世界中が免許制になって欲しいね。



旧市街をまわる。








フラウミュラー教会に、スイス銀行本店…
世界一平和だ。ツーリッヒ。






このマンションは、かつてブラックサバスが宿泊し、ここで「IRON MAN」を作曲した事で聖地になった。
やがて、「IRON-CHINOが誕生日を迎えた地」として、更に有名になるだろう。





まさかヨーロッパで誕生日を迎える人生になろうとはなあ…
日本から出ないつもりだったのに。




夜は、ダミールの家で、ささやかなバースデイ・パーティーでした。
私はジャック・ダニエルを頂きましたよ。




この国では、（もともと世界一物価が高いのに）酒税の関係で、ウィスキーは凄まじく高い。
このジャックも、日本の4倍ぐらいの値段だった。

謝謝！


まあそんな感じで。
明日は、レンツブルクでツーマンだ！！

2戦目！
レンツブルク！！

本日は、地元レンツブルクのバンド、Sin Starletと一緒にツーマンだぜ！
思えば、LIGHTNINIGのコンサートとしては、この日が一番良かったかも知れない。


朝。




なんと世界のスター、ダミールが朝食を作ってくれた。
有難い。



チーズもパンもハムも、最高に美味だね！





既に自宅の如くくつろぐLIGHTNING。



さあ、では機材者に楽器を詰め込んで、出発だ！




家の前で、この美景！
遠くまで来てると実感するな、このやろう。






車は、LIGHTNING仕様だ！(笑)





Gehen wir!



途中、コープへ寄ったんだけど、スーパーの横ですら羊がいるよ。
さすがスイスだよ。



「羊なんか珍しくないだろう？」と言われたので、「東京に羊などいない」と言ったら、凄く驚かれた。
いないよ。
珍しいよ。



まずは、リハーサルまで時間があるので、有名なレンツブルク城へ行く。



ここも昔、ハプスブルク家が持っていた。
なんかほんとね、昔は城を訪ねるだけでも命懸けだったんだなと思わされたよ。





まあ、実際ニンジャだからな。
以前、日本国内の城へも侵入した事あるし。


では、城内ではしゃぐ様子をご覧下さい。

































会場へ向かう途中、楽器屋へ寄る。
とりあえず欧州の珍しい機材を試奏しまくる。



















すごいのあったな。
10万ぐらいの真空管。ほんとに何も機材なんか要らなくなるようなやつ。
日本にもあるのかね。



会場着！
でかいぞ！


バーカウンターが、既にこの豪華さだ。






千葉モノレール沿線辺りの倉庫ぐらいの大きさだな。


ヨーロッパでは、アーティストに対して食事が出る。
飲み物も、ビールなども含め、全て無料で提供する。
ライブハウスには、そのための厨房も完備していて、シェフも雇っている。
当然、どんなバンドにも報酬を払うし最大限の敬意をもって接する。
今まで出演した様々な国では、俺のバンドは(LIGHTNINGもIRON ATTACK!も)お客さん扱いだったから、そうした待遇に、日本と比較したりする事も無かったけど、今回、自分の意思で大きな世界へ飛び込んでみて実感したのは、スタッフやオーディエンス等が、アーティストを尊敬している事だった。
日本でのアーティストの待遇を話すと、あり得ない事だと言われた。
なるほど…その理由は、この直後に明らかになるのだけど。




食事はね、物凄く美味しかったんだよ。
シェフ自慢のチキン料理とパスタ。今思い出しても、空腹になるぐらい。



別アングル。
勿論、マネージャーやプロモーター、スタッフも無料だ。


この後、今夜共演するSin Starletのリハーサルが始まり、そこで1つの結論を確信した。

彼らが、セッティング中の、ギターの音出しだけで、なんというか次元が違うサウンドを出したからだ。俺が今まで見てきた(つまり日本の)バンドとは、明らかに格が違う。

速弾きやツーバスが凄いとかじゃないんだよ？ただアンプに繋いでパワーコードを鳴らしただけで、だいごろうと顔を見合わせてしまったのだから。

彼らのような、ついこの間まで大学生だったような若いバンドが。

俺ぐらいになれば、常々そうした(音の説得力というような)意識はあれど、やはり目の前で、自分より若い人間にそれを見せ付けられるという体験は、叩きつけられた様な衝撃があったよ。
池の中を泳いでいるうちは、海の広さなど知る由も無い。


俺は高校の頃、レスリングや空手で鍛えていたせいで、周りのクラスメイトから"最強の16歳"などと言われていい気になっていた。
その頃、全日本プロレスで、志賀賢太郎がデビューしたのだが、その90kgに満たない細い体躯のせいで、いつも先輩にいいように倒され、いつまでも勝てない日々を送っていた。
クラスメイトたちは、俺がマットの上でポンポン人を投げるのを見て、上記の志賀賢太郎と比較して、「チノ君、絶対志賀より強いよね！」などと噂していた。
だが、健常者の頭脳で3秒も考えてみれば、187cm 85kgで、柔道の元全国選手で、現役プロレスラーの志賀に、ちょっと格闘技をかじっただけの高校生16歳が勝てる可能性など、天文学的少数なのは明らかだ。

つまり、バカとは、自分がバカである事に気付かないからバカなのだ。

LIGHTNINGは、この日、自分の小ささに気付かされた。
海というのは、自分が暮らしている小さな池の、何億倍も広かった。



しかし、演奏では及ばずとも、俺の心には、メロディという剣がある。
それこそ、日本人の、いやIRON-CHINOの最大の武器だ！

さあ、やってやるぜ！！
LIGHTNING、レンツブルクに出陣だ！！





































































5月29日　Lenzburg

1、Raise The Sun
2、Sail Away
3、Soldier Force
4、Destiny Destination
5、Save The Truth
6、THUNDER STEEL (カヴァー)
7、Never Surrender
8、HEAVY METAL (Of Destiny)
8、Brave Heart





ショウは、大成功だった。
トリではないにも関わらず、アンコールも起こった。
俺のメロディは、本場の人間にも通じたらしい。
課題はたくさん残ったが、東京で何十年やっても得難いものを得たライブだった。



終演後。


たくさんのオーディエンスから、サインなどを迫られる。
これもお馴染みの光景になってきた。
嬉しいね。本当に。






















この人たちは、地元のラジオ局の人たちだった。
大層LIGHTNINGを気に入ってくれたようで(この地方には無いタイプの音楽だったので)、CDを買ってサインを求めてきてくれた。
今頃、レンツブルクの電波から、「Raise The Sun」が流れているのだろうか…CDは秋発売なので、まだ売ってないんですけど。



その後、メールなども届いたのだが、とにかくギターソロが、今までに聞いた事の無いタイプだったという事で、「まさに息を呑むようなギターソロだった!」と絶賛を受けたよ。
それはそうだろう。
世界中で、このようなスタイルのギターソロを弾く人間は、俺と屍忌蛇さんしかいないのだから。
自分の最大の武器であるが故、伝わったのは、本当に冥利に尽きる。



会場からも、シンバルに全員分のサインを求められる。
過去に何百回もサインを書いているギガさん、何千回か書いたであろう俺や勇舞君とは違い、たどたどしい童貞、だろごろう。






痩せる必要もある。





搬出入口。







ショウを見た人たちの感想を聞くに、どうやらLIGHTNINGのサウンドも、人々を納得させる事ができたようだった。
それはつまり、SIN STARLETが猛者であるのは間違いないとしても、PAのマルコ氏(スイスでは有名な名エンジニア)の腕によるところも大きい。

心に響かせるようなプレイヤーもいれば、それを具現化できるPAもいて、人々はそれに対して惜しみない対価と賞賛を送る。
これが本来あるべき姿じゃないか？
こんな所でも、ヨーロッパの懐の深さを思い知ったよ。

つまりね。
ヨーロッパでの、"アーティストに対する尊敬の念が大きい"というのは、"アーティストが、真に人々に尊敬される程の存在である"という事だったんだよ。
アマチュアに毛が生えたような小僧のミニ四駆サウンドに、誰も尊敬の念など抱かないからね。
多くの日本のバンドがやっているママゴト遊びなど、アーティストごっこに過ぎない。そして最も大きな問題は、それに気付かない事、そして環境的に、気付く可能性も低いという事だ。


様々な思いを胸に、素晴らしい自分の人生に乾杯を捧げつつ、今日の事を糧に生きていこうと決意する。
千日の道場稽古より、一度の武者修行だ。


さあ、明日はいよいよ最終戦！
METAL FACTORY FESTIVAL 2015だぞー
GONOREASも出演だ！！

もう相手が誰でもやってやるって！
来いーーー！コラーーーーー！！！





つづく。

中国へ行ってきた。
一生、絶対に行かないと思っていた国。
そういう場所へ行くというのも、旅の醍醐味だと思う。

同行したのは、高校時代からの友人。


人生初、中国東方航空である。

あまり悪く言うのもなんだが、事実なので書くと、機内食は馬の餌、シートは裁判所の椅子、あまつさえ、スチュワーデスは英語すら通じない（中国語オンリー）。
もちろん、モニターやエンターテインメント･プログラム等も一切無い。あるわけがない。
もう、ワイン飲んで寝てしまおうと思い、「請給白葡萄酒」と中国語で言うも、「没有」（ねえよ、そんなもん）と返され、撃沈。
およそ航空会社ではない。"そのへんの一般人に、制服を着せただけ"という一般的な評価が、間違いではなかったと確信させられる。


まず、成田で買ったものは、箸。
これは中国に限った事ではないが、外国へ行く際、その国の食器は必ずしも清潔ではない。





うさぎの可愛い箸。




まさか、俺の人生でこの機体に命を預ける日が来ようとは。




上海で乗り換える。

乗り換えようにも、上海は国際都市と謡いながら、誰も英語が通じないのだ。国際空港でさえ。
乗換えなど出来るはずが無い。
なので、そのへんの人間に聞くも、（これは重要な事なのだが）中国系の人は、地図が読めない、という特徴を持っている。更に言うと、中国系の人は、面子があるので、絶対に"わからない"とは言わない。
「西安への乗り換えはどこですか?」と聞くと、10人聞いたら、10人違うことを言ってくる。勿論、悪気は無いのだが。

そんな中、スチュワーデスが青い顔で我々を探しているのに気付く。出発まで時間が無いというのだ。「10分钟（あと10分です）!」
搭乗には、荷物検査をパスしなければならないのだが、エコノミーの検査場が混雑していた為、仕方なくファーストの荷物検査へまわされた。が、ファーストだというのに、乗客は全員、荷物検査で引っかかるという体たらく。呆れて言葉が出ない。
散々スタッフを急がせ、猛スピードで我々の荷物検査を急がせる。

見事に2人とも引っかかる。

しかしスチュワーデスが、「5分钟（あと5分）!」と叫ぶので、検査の途中だったが、強引に荷物を強奪してダッシュで検問をくぐり抜けた。
「喂（待て）!!」などと止めてくる警備員も（パワーで）振り切って、猛ダッシュ。

空港の中。
全速力でダッシュする、スチュワーデスと日本人2人。
店の中も、平気で横切る。
スタバで新聞を読みながらコーヒーを飲んでいる人の、目の前15ｃｍを全速で駆ける。

そうして到着した出発口でには、

「遅延」

の文字。
そこから、1時間近く待たされる事になるのだが、当然、説明や謝罪は無し。
面子があるからね。




変なシール貼られる。



2時間半後。


西安到着！

まずは飛行機から、バスでターミナルへ移動。
外は霧雨が降っているのだが、本当に霧ぐらい。傘を差すレベルでは到底無い。
が、バスは雨漏りしていた。


ターミナル到着。
ひとまず荷物を受け取り、食事をしようとレストランへ入る。
店員を呼ぶと、何も言ってないのに、どんどん高い料理を薦めてくる。
客の意思は関係無いのだ。利益率の高いものを出す、それ以外の思考が無い。
まあ、このあたり、先例のようにね、現代の歪んだ中国を見たわけだけど、よく考えてみたら、こんな日本人も普通にいるよね。特に同人だとね。


バスで市内（西安城壁内）へ移動した時点で、深夜1時。
空港リムジンバス到着と同時に、無数のタクシー運転手が群がってくる。全員、中国語（西安訛り）だ！
俺は、どこからどう見ても日本人だ。そして中国語を話さない。その姿を見ても、尚、中国語でしか話してこないのだから、彼らの脳に"思考"という機能は無いのかと疑ってしまう。
最初は「不要」と断っていたが、わけのわからん中国語でさらにまくし立ててくるだけだったので、日本語で「長ー州ーーッ!!」などと怒鳴りつけ、退散させる。
こうして荒んでゆくというか、彼らのような人間性が出来上がるのだな、と実感した次第。そして早速、中国に慣れてきた自分も実感する次第。


中国では、政府の情報統制によって、Googleと、全てのSNSが使えない。
従って、「迷子になったらWiFi使って、iPhoneで調べればいいや」は通じない。Googleマップが使えないからだ。周りの人に助けを求めようにも、中国語以外の言語は一切通じない上に、Google翻訳も使えないのだ！社会主義の強烈な洗礼に、八方塞がりである。
コンパスを頼りに、カタコトの中国語で生きていくしかない。

それどころか、中国に少しでも不利な（事実を書いてある）ページは、一切ネットに表示されない。
この、"中国に不利なページを国民にブロックする機関”が、非常に優秀で徹底的なのである。
ちなみにそのスーパーコンピューターの名は、「Great fire wall（万里の長城）」という。並大抵のハッカーでは難攻不落だ。


普通に流しのタクシーを捕まえ、なんとか怪しい中国語で行き先を伝え、ホテルに到着。
英国資本の、IBISホテルだ。
英語が通じる。
これだけで、翼を得たかのような安心感！別に、英語もろくに話せないのに！

チェックイン語、とりあえず空腹を満たす為に、深夜の西安を徘徊する。
屋台は、深夜でも賑わっている。



見てください、このムード。もうたまりませんね。でもこんなの、氷山の一角に過ぎないからね。
で、適当に入って注文してみるが、どれも…


とてつもなく美味い!!!!



流石、食、闘、性など、本能に根ざす事については世界一、中国。
これまで食べた、どの中華料理より、この名も無き屋台の方が上だった。
圧巻。



翌日。



西安を観光する。
昔の名は、長安。中国で都といったら、ここ西安だ。
街は、ローマやサン･マロといったヨーロッパの街の様に、城壁に囲われている。






その城壁の上を、マウンテンバイクで疾走する日本人。



中国じゃ普通だろう、と思っていたが、さすがに色んな人に見られた。





果てが見えない…
巨大な街に、巨大な城壁。
これは攻め落とせませんよ。


昔の城砦も、今は博物館となっている。





本物の戟！
持ち帰りたい！！



回族の集落へ行く。
回族というのは、回教（イスラム教）の信者の事で、中国でも西へ行くほどたくさん見られる。彼らは、アラブ系との混血も多く、顔つきからして他の東洋人とは違う。

彼らには独特の文化があり、食生活や武術など、同じ街に暮らしていながら、まるで違う様式を持っている。





映画の世界に入り込んでしまったかのような現実。





名物の麺。



パチモン文化も、独特。



作りが雑。


回教徒（イスラム教徒）であるから、当然モスクもある。
去年、トルコで見たものと形状的には大差ないのだが、漢字が使われているのが興味深い。
　



夜。


明かりを見つけ、何の集会かと思って行ってみると…



大勢で麻雀をしていた。


超市（スーパー）に寄る。
中国は、ワインの産地として、総面積は世界トップである故、私としては非常に興味深く…



長城ワイン、名前がかっこいいね。中国じゃポピュラーなワイナリーらしい。
一応飲んでみたんだよ。そのシャトーの最上級のやつを買って。
なんかね、歴史が無いので、葡萄の樹が若く、スッカスカだったね。
中国四千年の歴史の中で、ワイン（葡萄酒）は古くから作られていたんだけど、商業ワインとしての歴史は、まだ15年かそこらだからね。

スーパーには、ワインより興味深いものがたくさん。



センスが、まさしく石景山遊園地。


またしても深夜、そのへんの屋台で食べる。
気絶するほど美味!!



どこで何を食べても美味であった為、思わず店の主人にそれを告げてしまった。
世界一だ！こんなに美味い料理は食べた事が無い。あなたは素晴らしい！と。
中国では、"ひとを褒めると自分が損をする"という教育を受ける為、その主人も褒められたのは、生まれて初めてに近かった。故に、非常に照れていた。
これが社会主義の教育と現実によるリアル･ツンデレだ。


つづく。

更に翌日。


今回の目的の1つでもある、兵馬俑を見に行く。
2千年以上前の秦の時代。キングダムの舞台といえばわかりやすいか。
始皇帝を護るために、東（敵国）側に向けて作られた、千体以上の兵隊。ん～ロマンを掻き立てられるね！


まあ、これなんだけど。




歴史的大発見だよな、これ。


で、当然、立ち入り禁止なんだけど、なんか柵の中に入ってる親父を発見した。
考古学者の先生とか、博物館の管理人とかかな？と思ってたんだけど、普通の団体旅行の観光客だった。

そんな甘過ぎるセキュリティに呆れながら、炭酸水を飲んでいたら、ペットボトルを中に落としてしまった。

ここに…

このような画面になる。



ホテルに帰って、Ｌａｙ'ｓ（キューカンバー味）を食べて寝る。
これは大変美味。









5日目。

西安名物の、ビャンビャン麺を食べる。






死ぬほど美味だった。
こんなに美味い麺は、食べた事が無い。
間違いなく、麺はこれが過去最強だ。
中華4,000年の歴史、本当に底が計り知れない…

ちなみにビャンビャン麺の"ビャン"という漢字は、世界一画数の多い漢字といて知られており、当然PCでは打てない。



本屋さん。

日本のアニメ雑誌も置いてあるね。

で、

その横が印刷工場というのが素晴らしい。
俺の家の横がスタジオ、みたいな感じだろうか。

日本文化的なものは、欧州や台湾と違って、ここに数点あった雑誌ぐらいだ。世界的にクールジャパンな中でありながら、本当に驚くほど日本関連のものは無い。



中国でも人気！
リン・チーリン（台湾人）



美麗。
お土産は月餅にしよう。




マック。

雑な有名キャラクター。
胸のアルファベットは、まる子のMだろうか。


雑といえば




キティちゃんがいるね。

頭にそれらしきものを被っているだけで、それ以外の全身が、完全に中国のオッサン。
これで女子供が寄ってくるのだろうか…



スタバである。







取っ手がかっこいい！



そして

スタバ限定の、月餅！
ちなみにコーヒーは、1杯700円ぐらい。
この月餅は、1つ500円だった。
共産主義国でのアメリカ資本企業は、大変高額になるのだな。



西安の南にある、大雁塔へ行く。

ここは、三蔵法師が天竺から持ち帰った経典を、今も保存しているという、聖地的仏塔。





この目で観れる日が来ようとは…
現役の僧侶たちも目撃。


中には、

天竺へ向かう、若き日の玄奘三蔵！
まさしく体力とバイタリティの塊。



伝説に語られている通りの姿。
まあ、後世に誰かが描いたものだろうけど。




そして、天竺での三蔵。


隣は戒賢論師だろうか。

「メロインックサインゆうてな、こないすんねん」

「ほほう・・・」



そして三蔵の肖像画。
まあ見てくれ。





この時代、この土地へ留学に来た誰かの肖像画と、まったくそっくりだね。

やはり日本も、中国の影響下にある（主に唐、隋）のだなと痛感させられたよ。



三蔵の通ったルート。
Journey to the West.




勿論、ヒマラヤ山脈は迂回するのだが、タクラマカン砂漠を抜けている。
そして当時のインド一帯（当時は、パキスタン、ネパール、バングラデシュも同一国）を周回し、また同じルートを通って帰る…奇跡のような旅路。
無限に広がる砂漠や、雲より高い山脈を越えた地など、それは当時の人々からしたら、何にでも変化する妖怪や、火の山に棲む魔王が存在したとして不思議ではないような、修羅の世界だっただろうな。


当時の世界地図があった。

俺の祖国、台湾が、まだ「琉球」と呼ばれているね。
めんそーれ。リーホウ。




西安城内に戻り、街で一番大きな寺へ行く。


どうやら、三国志と縁のある寺らしい。
こんなものが。

桃園結議だよ。
ここ長安は、成都の近くだからね。


そして、こんなものも買ってしまった。

フォトセッションに使おうと思ったが、俺の立場的に、どう考えても孔明ではないなと判断し、いまだ我が家で埃を被っている。


ここで、寺のある一棟から、楽器が聞こえてきた。
入ってみると、10人くらいの老人が、それぞれ二胡や琴を奏で、ジャムセッションをしている。
カタコトの中国語で話しかけてみると、皆さん大変フレンドリーで、とても礼儀正しく楽器を奏でてくれたりした。
西安は、あまり訛りがなく、北京語と非常に似ている為、ほんの数％でも聞き取る事が出来る。（他の地域は、0％）

最後に、お礼を言って帰ろうとすると、抱拳で挨拶してくれたので、俺も抱拳で礼をした。
ますます中国が好きになった思い出だったよ。



中国には、アメリカ資本のWalmartがある。
地元の超市よりもお買い得かつ、品質も安定しているので、我々アメリカの属国人には、大変使い勝手が良い。


そこで、ブランディを見つけた。

これは…


フランス、コニャック地方の、世界最高のブランディ、レミー・マルタンと、ヘネシー。
その最高級品である、XOクラス。


を模した、パチモン。

なお、値段は、2本セットで千円。


こんなもんね。
仮にもソムリエの学校へ通っていた、美食家にして美酒家にして芸術家である、このIRON‐CHINOがね。
たとえ10円だったとしても、その価値も無いよ。







買ったしな。

しかも、しっかり楽しめるよう、ブランディ・グラスも一緒に。

エッグタルトも買ってるな。
これにブランディを垂らして食べる気だ。


一応、テイスティング・コメントを記しておこう。

外観は、透明感のある琥珀色。
香りは、ザラメのような粘着質のベトベトしそうな香り。他は特に無し。
味わいは、ただ砂糖的に甘いだけで、アルコール感も突出。飲めたものではない。

およそ人間が口にするものではないと判断し、即座に流し捨てた。




上海編へつづく。

今日から上海だ。
飛行機で2時間半。（東京から上海も、2時間半）

最後に、あの奇跡のように美味いビャンビャン麺を、もう一度食す。

日本兵が、中国人を斬首刑にするという設定の写真。
さすがに酷すぎるだろう、これは。手足もバラバラだし、農作業にしか見えない。




私も一応、剣道有段者ではあるが、私より遥かに剣に精通する（学校も剣道の推薦で入った）、KIRA☆君にこの写真を見せたところ、志村けんのコントかと勘違いされた。
手に持っているのも、日本刀のように見えるが、青龍刀なのかも知れないね。



わざわざ日本語でも書かれている、妄想小説。












そして、（この毎年増える）犠牲者の数を記したモニュメント。



来年、また増えたら、これどうするんだろう…



これは、南京から発掘されたという、当時、日本兵が持参していた日本酒の瓶だそうだ。

「大吟醸　又兵衛」。
1990年代に発売された日本酒だね。
嘘をつくにしても、詰めの甘さは4,000年級。


観覧中、中国人のオッサンに、「日本人が何しに来た!!」とか絡まれたりもしたが、無事退館。
半日ぐらい楽しめる、非常にアミューズメント性の高い資料館だった。
この「侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館」、日本の売国奴（社会党）が作ったというのが、何よりの驚きだ。

これが明の初代皇帝・朱元璋か。



なかなかのアントニオ。



そこから梅園の山を登る。
実は、孫権の墓は、地図上に記載されておらず、自分で広大な山を歩いて探さねばならない。

山頂付近に、庵があった。
中では、老人４人が、麻雀をしている。
そこで、「孫権の墓はどこですか?」と聞き、地図を見せたのだが…覚えているだろうか？中華系の人は、地図が大変苦手で、読めないのだ。しかし、面子があるから、わからないとは絶対に言わない。

そして、老人たちは、私の質問に対し、一斉に…

「あっち！」

と、4人が4人とも違う方角、東西南北を指差した。
流石だ。



なんとか辿り着いた、孫権像。





逞しき武の象徴の前で。
スヌーピーTシャツに、スヌーピーの時計。




そして、遂に発見できた、孫権の墓！




これで『鉄撃三国志』は、大ヒット間違い無しだな！！




思い残すことは無いので、新幹線で上海へ戻る。

やはり気になるのは、劉備と孫権、曹操も欲しがった土地、荊州。






次はここで降りてみたい。



上海帰還！
どこが上海編なんだっていうね。

ブログ的に間が空いてしまったけど、いよいよ最終戦だよ。

METAL FACTORY FESTIVAL 2015
GONOREASも出演する。


我々LIGHTNINGをこの国へ呼んでくれた、スイスのヘビーメタル専門メディアである、METAL FACTORY。
その主催による、長時間のフェス。
そもそもフェス形式のライブをするのも初めてなLIGHTNINGは、朝から大変な緊張なのだよ。※だいごろう以外


朝起きて、外が賑やかだったので出てみると、家の前（教会がある）でマルシェをやっていた。
ドイツ語圏だと、マルクトというのか？
出店が出ていたり、カルーセルが出ていたり、娘たちが合唱をしていたり、童話の読み聞かせをしていたり…
どうでもいいが、俺の脳内に有る単語が、全てフランス語でインプットされているのはご愛嬌で。

東洋人は、大変珍しい。
特に我々のような北京原人（中国、韓国、台湾、日本）は、LIGHTNING以外、一切見かけたことが無い。

まあ！東洋人がいるわ！
といった感じで、大変レアものを見る目で見られる。
いいね、遠くへ来た感が高まるよ。




子供たちにフェリーテイル（おとぎ話）の読み聞かせをしていたおじいさんと話す。
「この読み聞かせ会は、あなたには退屈だよ。全部ドイツ語だからね(笑)」
と言われた。

優しそうな、お爺さん。




会場への移動は、送迎者に機材を積み込むため、定員オーバー。
というわけで、俺だけ電車で移動。まあこれも経験だ。

俺ぐらいでも、やはり海外で電車に乗るのは怖い。
文字もわからないし、乗り方もわからない。
そもそも、日本以外の駅では、釣り銭が無い、販売機が故障している、など日常茶飯事なのだ。

そんなわけで、ダミールがお供を付けてくれた。
Atlas & Axisのベーシスト、Nicoだ。

長身。190cmある。
アイスホッケーをやっていた。
スイスは、寒い国だけあって、アイスホッケーが大変強い。

ちなみにこのジャケットは、自分でデザインしたという。



会場である、ヴェッツィコーンに到着。
すっかり仲良しに。

会場です。

こんなステージが、別の空間に2つ用意されてて、交互でショウが行われるという、俗に言うフェス形式。
見た事も無いし、やるのも当然初めてだ。


会場の外には、テントが用意されていて、食事や飲み物、ビールなどが、どんどん運ばれてくる。
これは、アーティスト専用。
料理人なども、その為に雇っている。
日本では考えられないが、芸術家への敬意が深いこちらでは、普通だ。

衣装着てないのが、リハ前。
衣装着てるのは、リハ後の本番前。
そう、本番前でも食べまくるのがLIGHTNING。
これらがまた、素晴らしく美味しいんだよ！5月のスイスは、気候も最高だし、このシチュエーションは何にも代え難いね！


本番近く。
人生初のフェス。

舞台裏から。
NINJA衣装に着替え、気合十分。

様々なアーティストが国内から集まってきたフェス。
スイスでは伝説的なスラッシュメタルバンド、POLTERGEIST（ポルターガイスト）や、BATTALIONも出演する中、精一杯やるしかないからね、もう！


といったところで、アクシデント発生。

今回、シングルギターであった為、ツインギターとコーラス（ＹＡＭＡ－Ｂさんが吹き込んでくれたものを使用）、そしてキーボードを、同期音源で対応していたのだが、突如それが使用できなくなってしまった。

この日、突如ＰＡが欠席したため、ＰＡをなんとGONOREASの御大ダミールが担当していた。
それだけでも凄い話なのだが、LIGHTNINGは、大トリであるスイスのスーパースター、GONOREASの１つ前、セミ・ファイナルであった為、ダミールがPAの席を離れなければならなかったのだ。
つまり、同期音源を操作する人間が不在。ていうか、PA不在。

もう一度書こう。


　P　A　不　在　。


で本番だ。
なんとかならないのかと、拙いドイツ語で懇願するも、「自分も本番を控えているので、なんともならない。自分でなんとかしてくれ」という返事。


肝（はら）を決める。


「俺がなんとかするから、皆、いつも通りやってくれ」
そう言って、あとは全てをアドリブで乗り切る事にした。
こうなればもう、自分のセンスと閃きを信じて、集中するしかない。

そんな中、本番開始だ！！

決めた肝が据わっていればいるほど、集中力というのは研ぎ澄まされる。
全曲を無事、演り切り、セミだというのに「We want more!!」の大コールも浴び、成功と言っていいライブになった。



5月30日　Wetzikon

1、Raise The Sun
2、Sail Away
3、Soldier Force
4、Destiny Destination
5、Save The Truth
6、THUNDER STEEL (カヴァー)
7、Never Surrender
8、HEAVY METAL (Of Destiny)
9、Brave Heart


キーボードが奏でていたテンションノートは、意識してギターの高音弦で鳴らし…ながら！コーラスは俺がそれっぽい英語で歌い…そして！どうしてもツインギターにするべき箇所は、和音を駆使しながら演奏した。
それは、この数日間、見知らぬ土地で、見知らぬ人たちの前で、中学生並みの英語と、幼稚園児並みのドイツ語を駆使しながら行ってきた、ヨーロッパツアーの集大成であった。


百の稽古より、一の実戦。
一度の武者修行は、千の通常ブッキングよりも、自分の財産としての価値がある。
今の自分にはもう、5月26日以前の俺では、逆立ちしても敵わぬだろう。
そういう実感があった。

そして修行というのは、その先で本物の技を見るという事が、最も重要である。

GONOREASの登場だ！！

あまりにも圧倒的過ぎて、写真がこれだけしかない。申し訳ない。

まず、第一の感想としては、

「"リズムが絶対に外れない呪い"にかかっているようだ」

アーティストには、ベーシックパワーというものがあると思う。
最も重要な、その人間の"器"というか、"骨格"というか…
手先の技術であれば、日本人は相当なレベルだと思う。手先の器用な国民性と、生真面目な性格でね。
では何故、世界的なプレイヤーが、日本から現れないのか？
リズムとは何だろうか？
ドラマーの叩くテンポに合わせて、楽器や歌を演奏する事だろうか。
それは、空や大地を流れる"気"の流れを感じる事ではないか、という気がした。そしてそれは、その場にいる全員が同じ気を感じた瞬間、音楽（リズム、メロディ、ハーモニー）が出来上がるのだろう、と。

我々が目指していたものは、写実画だったのか？

であれば、芸術は、ＭＩＤＩという写真に対して、存在意義を失う。

幾度となくパリを訪れながら、一度もルーブルへ足を運ぶ事の無かった俺は、この日、初めてモナ･リザを見た気がした。



まあ要するに、根本からして違うなってのを、俺なりに感じたんだよ。
芸術は、心の情景だからね！
超強くなった気分だった俺は、ナメック星に降り立ったクリリンだった感じかな。


終演後、ダミールに、「お前はデーモンだ！俺たち人間とは何か違う」と言ったら、「Danke! You're the demon from the east!」と言ってくれたが、微妙な気持ちだった。


多くの人たちにサインを求められた。
GONOREASを観た後だったので、やはり微妙な気分のままではあったけど（笑）

とりあえず楽しそう（笑）


その間、他のメンバーは、機材置き場で寝てました。

椅子の間とかにハマりながら、ずっと寝てるんだよ。




嬉しかった出来事としては、スイスの重鎮（真の意味での）、プロモーターとしても最右翼である、POLTERGEISTが、LIGHTNINGを観てくれた事。
（これを後日、AZRAELのメンバーの方々に話したら、「懐かしいー！ポルターガイスト!!」と言ってくれたのが印象的だった）

そして、POLTERGEISTのリーダー、パットが、IRON ATTACK!の「Poltergeist」を買って行ってくれた（笑）
あーもうどうしよう。
淡いアルペジオ刻んじゃうよ！
奏で合う幻想のトライアングルだよ！


パットがLIGHTNINGの「Raise the sun 閃忍」Tシャツを着ている写真があったのだが、HDDクラッシュで喪失してしまった。
無念。


超絶技巧のスラッシュバンド、

BATTALION。
ギターソロがあまりにもかっこよかったため、ギターのクラウディオと一緒に写真を撮った。
むちゃくちゃ巧いぞ！！
そして身長２メートル！！

176cmの俺は、完全に子供サイズ。




といった感じで、非常に多くの経験をした、メタル・ファクトリー・フェス@ヴェッツィコーン、終幕。

会場前でぱちり。

どっちも、アー写真に使えそうな良い写真でしょ。


メタルファクトリーの総帥、ロックスは、翌週からは、違うメタルフェスの取材で、フィンランドへ行くという。
それは2ＤＡＹＳで、ヘッドライナーは、1日目がChildren of boddom、2日目がJUDAS PRIESTだそうだ。

そういう事なんだよな。
日本で、吉祥寺あたりでフェスをやりますとか言ったって、せいぜいトリはあのへんとあのへんで、誰々の先輩で…とかそんなノリだよ。
新木場コーストでやります、O-EASTでやります…それは大気圏の上空から見たら、ひと山いくらの腐ったみかんでしかない。
そんな1万、2万人の中で、何千年やり続けたところで、70億人を束ねるフリーザに勝つ日は永遠にやって来ない。
人を、心を育むのは、環境なのだ。
池の中で生まれ、その池の中の序列に従い、池の中で死んでゆくだけの人生で、海の広さを知る事は無いだろう。だから海で生きる者を捕食する事なども当然無いが、捕食される事すら無いのだから、来世か、そのまた来世、運良くヨーロッパで生まれるまで、我と彼の世界と宇宙のその存在に、気付く事も無いのだ。




じゃ次は、完全にオフだった翌日の事を書きますね。
ゆるい感じの。